写真集新入荷 雑賀雄二「月の道」
一階写真集のフロアより、新入荷品の紹介です。

月の道 海 月光 軍艦島
雑賀雄二
1993 新潮社
カバー付 カバー裏表紙に少ヤケ有
30,000円
廃墟、というのは写真家にとってよほど興味深いテーマであるらしく、いわゆる「廃墟写真集」は巷に溢れかえっています。本書「月の道」も、1990年代以降本格化する廃墟ブームの渦中に出版された、「廃墟マニア」が集まれば必ずといってよいほど話題にのぼる軍艦島を撮影した写真集です。
が、中身を開いてみれば一目瞭然、本書は単なる「廃墟写真」ではありません。



すべて海沿いの写真。月光に照らされて静かに浮かび上がる軍艦島。


長崎県・端島、通称「軍艦島」。かつては海底炭鉱によって栄え、世界一の人口密度を有していたが、閉山とともに島民が島を離れ、人々の生活の痕跡が生々しく残されたまま無人島となった。現在では一部が観光地化され、世界遺産への登録運動も行われている。
――という周知の背景も、「廃墟」にまつわる感傷も美学もすべて忘れて、満月の晩に軍艦島がみせた冷たく美しい姿に、ただただ見入ってしまいましょう。

▲ カバー裏表紙に少ヤケ有。その他の状態は良好です。
玉石混淆の「廃墟写真集」のなかでひときわ異彩を放つ「月の道」、一階写真集のフロアにて展示・販売中です。当HPから御注文もできますが、在庫・価格は2010年7月23日現在のものですので、品切れの際はどうかご了承ください。
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