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三島由紀夫の異装本の世界:岬にての物語 、獣の戯れ〈総革装!〉他 / Yukio Mishima, Various Book Designs: A Story at the Cape, The Flirtation of Beasts in All Leather Cover

2020 年 4 月 24 日 | カテゴリー : 文学・人文

小宮山書店、中2階では三島由紀夫作品を中心に取り揃えています。今回は数ある三島作品の中から、装丁の異なる版が出版されている異装本をご紹介いたします。

出版社は本を出版する際には多くの労力を払うのですが、本の売れ行きにも関わる本の外形部分の装丁には特に神経をつかうようです。そのなかで最初に世に出た初版本と異なる装丁の初版本が少数作られていたり、再版の際にもやはり異なる装丁の本が少部数作られることがあり、これらを称して異装本と呼んでいます。なかでも三島由紀夫の出版した小説の装丁はもともと凝ったものが多く、さらに数々の異装本がコレクターズアイテムとして存在しています。珍しい作品が揃っておりますので、最後までどうぞお楽しみください。

最初にご紹介するのは「岬にての物語」再版 定価95円バージョンの異装本です。本書は三島由紀夫作品のなかでも非常に見つけにくい著作物の一つです。

 

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「岬にての物語」は限定本もございます。

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次は「聖女」の異装本 初版帯付(白表紙装丁)・通常装丁の再版帯付 献呈署名本・通常装丁本の初版帯付の3種を紹介します。

異装本は林武の画が表紙に無い白表紙本で、大変希少です。こちらは3冊セットでご用意しております。

 

 

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次の作品は短篇集「橋づくし」の紺色の通常装丁本と、第5版の赤い異装本の2冊セットです。「橋づくし」は初版が画面左側の青色装、第5版から右側の赤色・異装となりますが、この第5版で絶版となったため赤色の装丁は発行部数が少なく貴重です。

 

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「橋づくし」は牧羊社の限定本もご用意がございます。三島由紀夫が存命中に出した最後の限定本です。

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そして最後にこちらの異装本を紹介します。多くの謎があるとされている「獣の戯れ」総革装本。詳しい記録が見つからないのが現状ですが表紙の表題にある「獣の戯れ」の金箔の文字がオリジナルの金型で作成されたものと思われます。室生犀星の「杏っ子」に関しては新潮社がベストセラーの記念として総革で特装本を二部制作して作者に送ったという記録がありますので、こちらの本も同じような形で作られその信ぴょう性は高いのではないかと思います。今回紹介する本の中では最も希少な異装本です。

 

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いかがでしたでしょうか。この他にも、三島作品の本の装丁はその美意識が細部に行き届いており、自身が画家を選んだり色や素材の指定をする等している作品が多く、どの作品にも独特の魅力があります。また、三島作品の演劇上演時に用いられたポスターやチラシ、小さな講演チケットにまで、細やかなデザインが施されているものが多く見つけられることにも驚きます。

映画・演劇チラシ・小冊子・半券「鹿鳴館」「黒蜥蜴」 他 三島由紀夫作品 (約80点セット)約80点セット/ A set of movies and plays’ flyers, booklets and tickets

300,000円+tax

異装本や前回ご紹介した限定本の他にも、三島由紀夫文学の希少な作品を多種ご用意しておりますので、ぜひ各ページでご覧くださいませ。