人文書院発行の「聖書象徴事典」マンフレート・ルルカー 池田紘一訳 1990年が入荷してきました。この本の内容と、それに付随する話をほんの少しいたします。
五十音順でわかりやすく解説されております。「辞書」ではなく「事典」なので、一つ一つの項目に関して、かなり細かく説明があり、聖書のどこからの引用なのかもわかるようになっております。図版も多少入っております。

▲「聖書象徴事典」 マンフレート・ルルカー
人文書院 1990年 カバー・帯付 帯ヤケ・少キレ 小口少シミ有
4,000円 御注文はこちらから!
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聖書には歴史書のような、とても具体的な記述がある一方、どこか幻想文学的な内容や、新約聖書の「ヨハネの黙示録」のように、一読しただけでは全く意味不明な難解な箇所が少なくありません。そういった箇所に登場するさまざまな事物の真に意味するところを読み解くことで、より一層聖書を理解することができるのだと思います。
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例えば「ヨハネの黙示録」に登場する竜は、七つの頭と十の角を持つと表現されています。頭一つ一つに角が生えている竜は想像できますが、しかしその場合、あまった角三本がどこかから生えていなければなりません。これは一体どういうことなのでしょうか?「黙示録」を題材にした絵画では、強引に角が十本生えていて、なおかつ七つの頭を持っている竜が描かれていますが、しかしここで重要なのは、「7」と「10」という数字なのではないでしょうか?聖書にはその他さまざまな数字が登場します。数字そのものが意味を含んでいるのではなく、数字に本当の意味を隠して何か別のものを表現しているのです。この本でも「数」という項目の中で、詳しく語られております。

「ベアトゥス黙示録註解」より
その他「魚」や「狼」、「杯」や「石」など、一見どこにでもある、ごくごく普通の事物ですが、それらが聖書の中に登場した途端、それらは単なる「魚」や「杯」ではなくなり、もっともっと深い意味を象徴する事物になるのです。
そのような、言ってみれば少し回りくどい表現をあえてすることで、真に意味するところの内容がより深まり、さらにそういったことを知っている者にのみ、正確に確実に情報が伝わる、というメリットもあるのだと思います。
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こちらで紹介いたしました書籍の在庫は、一点限りですので、品切れの際は、どうぞ御了承いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
皆様からの御注文、お問い合わせ、心よりお待ち申し上げております。
担当 内野
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こんにちは、写真集&ファッション誌担当です。


1階店頭と中2階の棚にどっさり並んでいるイタリアンヴォーグ。探している方が多く、ご好評いただいておりますが、今回のブログではそのなかから1980年代後半~1990年代前半あたりをご覧いただきましょう。




明快で洗練されたデザインと構成、「ファッション写真」の枠を軽々飛び越える質の高い写真。
現在も同様の方向性で突っ走る、あの「イタリア語全然読めないけど眺めてるだけで愉しい」イタリアンヴォーグのイメージが生まれたのは1988年のこと。一年半という短い期間ではあったものの、アート・ディレクターを務めたファビアン・バロン(当時弱冠29歳)が、同誌のヴィジュアルを刷新したといわれます。彼はこの仕事を高く評価され、その後1990年代ハーパース・バザーに移ってここでも誌面を大改造。同時代の多くの雑誌デザイナーたちをうならせました。
以下、1989年と1990年のイタリアンヴォーグを、画像付で何点か紹介いたします。






VOGUE イタリア版 No.473 1989年11月
写真/アルバート・ワトソン、ハーブ・リッツ、アーサー・エルゴート、パトリック・デマルシェ、他
3,500円




VOGUE イタリア版 No.478 1990年4月
写真/ピーター・リンドバーグ、アルバート・ワトソン、ハーブ・リッツ、エレン・フォン・アンワース、他
3,500円



VOGUE イタリア版 No.482 1990年9月
写真/スティーブン・マイゼル、パトリック・デマルシェ、ピーター・リンドバーグ、エレン・フォン・アンワース、他
天少シミ有
3,500円









VOGUE イタリア版 VOGUE SPECIALE No.25 1989年3月
写真/アーサー・エルゴート、デヴィッド・サイドナー、エレン・フォン・アンワース、他
4,500円





VOGUE イタリア版 VOGUE SPECIALE No.28 1989年10月
写真/ピーター・リンドバーグ、アルバート・ワトソン、アーサー・エルゴート、他
表紙下端少イタミ・折れ跡有
4,000円
如何でしょうか。美しいタイポグラフィと、ピーター・リンドバーグやスティーブン・マイゼル、パトリック・デマルシェらの写真との組み合わせ、バッチグーですね。
1990年代のハーパース・バザー誌と比べると、ファビアン・バロンの仕事の変遷がわかってより面白いかもしれません。以前ブログで紹介しておりますので、ご興味がおありの方はこちらをご参照ください。
紹介した他にも、イタリアンヴォーグは本当にたくさん在庫ございます。1980年代後半から2010年代までどっさり。当店1階と中2階にて展示・販売中。ぜひ直接ご覧下さいませ!
担当 ishinabe
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中三階より本の入荷の御知らせです。
今回城郭関係の本がまとめて入荷しました。その中でも特におすすめ
の本が新人物往来社「日本城郭大系」全20冊です。出版されてから随分
経ちますが、それでも城郭の全集本のなかで一番の情報量があり最近人気
の山城関係の記事もしっかり記載されています。ひろく日本の城について
興味のある人には必須の全集です。

日本城郭大系 児玉幸多・坪井清足 監修 新人物往来社 1980年刊行
月報揃 函カバーの背側の上部に若干の切れを修理した跡あり 80,000円
ご注文は此方からどうぞ。
在庫は一点しか御座いません。もし品切れの場合は御了承ください。
担当小林
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今日は「タロット大事典」および古代エジプト神話関係の本の紹介になります。
謎のカード、タロット。その正体は一体何なのでしょうか?ネットでさくっと調べてみると、ウィキ先生が詳しく教えてくれました。
そこにもありますが、発祥は15世紀ヨーロッパとのこと。ただし、その起源を古代エジプトや古代ユダヤに求めるという解釈もあるようです。が、根拠に乏しいとのことです。
しかしタロットカードをよくよく見てみると、確かにキリスト教的な絵柄もありますが(5 教皇、15 悪魔、20 審判など)、その一方で、一見よくわからないものもあります。そういったものの存在が、その起源を古代にまで求めることになったのだと思われます。

▲「タロット大事典」 東條真人 1994年 国書刊行会 函入り 本体小口少汚れ有 2,500円 ご注文はこちらからどうぞ
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▲「カバラと薔薇十字団 象徴哲学大系3 」
マンリー・p・ホール 1990年 人文書院 カバー付 少ヤケ・シミ有
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▲「エジプト神話の図像学」
クリスチアヌ・デローシュ=ノブルクール 2001年 河出書房新社 カバー・帯付
2,000円 ご注文はこちらからどうぞ
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▲「エジプトのオベリスク」
ラビブ・ハバシュ 吉村作治訳 1985年 六興出版 カバー付 少スレ有
1,000円 ご注文はこちらからどうぞ
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さて、一応参考までに、いくつかタロットカードを載せてみました。

左上から「10 運命の輪」、その右が「17 星」、その横が「18 月」
下段左「16 塔」、右横「19 太陽」、最後が「1 魔術師」
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やはり一見意味不明の図柄ですが、文字では言い表すことが出来ない何かを絵で伝えようとしているのだと思います。見れば見るほど意味深なカードですね。
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担当 内野
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西洋中世キリスト教神学関係・中世哲学関係の本が入荷してきました。
哲学とキリスト教神学が混然一体となっている世界、まさにウンベルト・エーコの「薔薇の名前」の世界です。

▲「中世思想原典集成6 カロリング・ルネサンス」
上智大学中世思想研究所 大谷啓治 編訳・監修
2002年 平凡社 カバー付 少イタミ・スレ有
3,800円 ご注文はこちらからどうぞ
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▲「中世の言語と読者 ラテン語から民衆語へ」
エーリヒ・アウエルバッハ 小竹澄栄訳
2006年 八坂書房 カバー付
7,000円 ご注文はこちらからどうぞ
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▲「存在の一義性 定本 ペトルス・ロンバルドゥス命題註解」
中世哲学叢書1 ヨハネス・ドゥンス・スコトゥス
花井一典 山内志朗訳 1984年 哲学書房
カバー・帯付 小口少汚れ・シミ有
5,000円 ご注文はこちらからどうぞ
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担当 内野
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